第一制限アミノ酸といって充足率の低いアミノ酸というものがあるのですが、精白米にはリジン、じゃがいもはロイジンといったものです。これは一番充足率が低いアミノ酸に合わせて、ほかのアミノ酸もそれ以上は体内で利用されないというリービッヒの最小律という考え方です。

バリンは必要量の120%取れていたとしても、リジンが50%しかとれていなければ、摂取したアミノ酸全体が50%しか活用されないということになります。一般的に植物性タンパク質は動物性のタンパク質に比べてアミノ酸バランスが悪くなり、体内での利用率も低いと言えるそうです。

ただアミノ酸バランスのよい動物性タンパク質との食べ合わせによって補足効果があります。おおむね総摂取量の4割以上の動物性タンパク質をとっていれば心配することはないようです。