ご自宅の家庭菜園やプランターなどで野菜作りなどをはじめられた方は多いのではないでしょうか。野菜作りはまず土作りからなどとも言われておりますが、皆さんは「土」がどんなものから作られているかご存知ですか。「土の構造」などとも言われますが、土には水分や空気などが含まれ、さらには固体の部分があります。水分・空気・固体をひっくるめてを「土」と呼ぶのです。また、野菜作りに適した土づくりというのは、この水分・空気・固体が、それぞれ水分3割・空気3割・固体部分4割などといった分配にうまく配合されていることが望ましいのだそうです。もちろん野菜作りには、土の栄養分などが必要ですが、この栄養分は土の中に住む小動物などのフンや死骸などが栄養分となって植物の成長を促してくれます。さらには土に生えている雑草もしくは、前年に枯れてしまった草木などが、そのまま土の中に混ざることで堆肥となっておいしい野菜を育ててくれるのです。最近では化学肥料ですとか農薬といったものを使いながら、おいしく形の良い野菜を作ることなどが行われておりますが、科学的なものを使わずとも自然界の中にある有機物をうまく土壌に活かすことでおいしい野菜は作ることができるのです。スーパーに売られているような形の良く見栄えの良い野菜を作るには、有機農法は適していないかもしれませんが、安心して召し上がっていただける美味しい野菜を作るためには自然界の有機物を味方につけましょう。